キューバ独立を祝ったラム酒カクテル

ラム酒は、そのままお酒としての味を楽しむだけでなく、ケーキやチョコレートなどの香りづけにも使用されたり、カクテルベースとしてもたいへん出番の多い蒸留酒です。
ラム酒ベースのカクテルは甘くて香りもよく、飲みやすいで女性にも人気が高いですよね。

 

ラム酒のカクテルのひとつ、「キューバリブレ」はラム酒をコーラで割って飲む、ポピュラーなロングカクテル。
この「キューバリブレ」は、1898年、アメリカとスペインとが戦った米西戦争でアメリカが勝利し、スペインの植民地であったキューバがスペインから独立して1つの国家としての歴史をスタートしたことを祝うカクテルとして誕生したものです。

 

キューバのラム酒バカルディをアメリカのコカ・コーラで割って飲む、この飲み方がキューバに駐屯していた米軍の兵士によって考案されたのです。
そして、「キューバの自由万歳」、という乾杯の声といっしょに、祝い酒として飲まれたといわれています。
そこからこのカクテルは「キューバの自由」という意味の「キューバリブレ」という名前で親しまれるようになったそうです。