ラム酒は産地によって味の特徴が違うのが面白い
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ラム酒の特徴は様々
ラム酒はカリブの島々が西欧諸国に植民地として支配されていたころに生まれました。
支配している西欧諸国が奴隷売買の資金作りのためにサトウキビを持ちこんで作り始めたのがきっかけと言われています。
なので一概にラム酒といっても製法と味わいは様々。
支配国の特徴が出ていて、それが幅広いラムの味わいに寄与しています。
特徴のある主なラムをご紹介します。
旧フランス領のラム
RHUMと表記されることが多いです。
フランスのお酒といえば、ブランデーです。
風味を活かす製法が用いられており、ブランデーと似た香りがするのが特徴的。
旧スペイン領のラム
RONと表記されることが多いです。
濃厚な甘さを持つラムが多いのが特徴。
主な生産国はキューバなど。
旧イギリス領のラム
RUMと表記されることが多いです。
イギリスといえば、スコッチウイスキーですね。
ウイスキー同様単式蒸留器で作られたラムは、風味がどことなくウイスキーに似ています。
主な生産国はジャマイカなど。
スパイスドラムとジャパニーズラム
宗主国によって特徴があるラム酒ですが、他にも是非覚えておいていただきたいラムがあります。
それがスパイスドラムとジャパニーズラムです。
こちらのキャプテンモルガンは代表的なスパイスドラムです。
スパイスドラムとはバニラやシナモンなどのスパイスを加えた甘いラム。
飲みやすいのでラム酒初心者でもクイクイ飲めてしまいます。
日本でもラムブームが起き、蒸留所が増えてきました。
日本のラムは品質が良いと評判です。
日本初のラム酒、ナインリーヴスは深みのある味わいが特徴的。
滋賀県の硬度12という軟水の湧水と沖縄の黒糖と使い、心地よいフレーバーを実現しています。
いかがでしょう。ラムと言っても様々な特徴があるんです。
色々と飲み比べてみたくなりませんか。
是非、好みの一杯を見つけてみてください。