ラム酒の歴史とは
ラム酒の歴史を紐といていきましょう。
ラム酒の原材料のサトウキビはカリブには存在しない植物でした。
スペインのコロンブスがバハマ諸島への航海の時に、カリブにサトウキビの苗を植え、根付きました。
そして、カリブはスペインの植民地となり砂糖を作る工場が建てられ、隣国のキューバなどにも砂糖の精製の技術が広がり、
製糖工場は順調な滑り出しでした。
新大陸を発見したスペインに遅れをとったイギリス・フランスが海賊ヘンリー・モーガンにカリブを襲撃させ、
イギリスやフランスはカリブを植民地化し、島々にサトウキビ畑を増やしました。
砂糖の生産が本格化し、砂糖のように結晶にならない「糖蜜」を使って、お酒を造ることが考え出され、その結果「ラム酒」が誕生しました。
最初のラム酒はとても雑な味のお酒で、試行錯誤しながら、今の深みのある美味しいラム酒が出来ました。
カリブのラム酒が有名なのは、ラム酒に対する熱意と複雑な歴史の上に成り立っているわけですね。